「酒と雪」 松本で美味しい地酒が飲めるお店

松本駅から散歩しつつお店へ

まず大事な情報として、場所はこちらです。
基本は月曜および第2、第4日曜定休ですが、イレギュラーがありますので、予約した方が確実です(おひとり様予約歓迎)。

駅から歩くとちょっとしたお散歩程度の距離がありますが、その距離がまた、来店客をふるいにかけるという、いい仕事をしています。
松本の駅前(お城口側)は、飲食店の数こそ多いものの、店も客も玉石混交。

若干歩いてでもこのお店に行きたい!

そう思って歩いてくる人は、山好きとかスキー好きとか日本酒好きとか、お店のコンセプトに合う人の可能性が高いわけです。

ちなみにヤマレコ社長のもとやんも、YouTubeでおすすめしていました。

縄手通り商店街を経由します

夜の縄手通り商店街や四柱神社を経由しつつ、歴史に思いを馳せながら散歩するのが楽しい。

四柱神社

2024年の年末から2025年2月にかけては、松本城のプロジェクションマッピングが開催されていました。

プロジェクションマッピングとまではいかずとも、夜間は常時ライトアップされており、特に桜の時期は格別です。

カウンター席のみで、アットホームな雰囲気のお店

酒と雪は「はしご横丁」の一角にあり、カウンター席だけのお店です。
マスターは登山用品店の元店長で、その頃にテレマークスキーに魅入られたとのこと。
「酒と雪」だなんて、粋な店名ですね!

その時々で仕入れられた日本酒のラインナップが素敵。
ちなみに松本には、日本酒飲まない人はお断りとか、三合以上飲めないならダメとか、クセ強めな店もありますが、こちらはそういうことはありません。

お客さん同士でのコミュニケーションもあり、店主が客の雰囲気を見て話しかけてもくれたりと、複数人でもおひとりさまでも居心地の良いお店です。

御酒飲帳

洒落がきいています。
日本酒一杯飲むごとにひとつスタンプを押してもらえて、ある程度たまったらどうのとかあったかと思いますが、何せよっぱらっているので記憶にございません。

基本ルールはこの通りですが、ルール⑦には首がもげるほどうなずきたい。

オリジナルアイテムも魅力的

ステッカーとマイ箸を購入しました。
ステッカーはヘルメットに貼り、箸はお店で使っています。
箸には「ナルホイヤ」と、座右の銘を刻みました。

ナルホイヤとはイヌイットの言葉で、「分からない」というような意味です。

過酷な自然環境の中で生き抜いてきたイヌイットにとって、文明社会に生きる人間の「計画」とは意味をなさず、人間の都合で決められた計画など自然の猛威によってあっさり覆されるのだから、目の前の「現在」に向き合おうという趣旨かと思われます。

しかし文明社会に生きていたって、程度の差こそあれ、世の中何があるか分からないわけです。
ならば、今を精一杯生きることが一番大切なのではないか、と思うワタクシの座右の銘なのです。

酒豪王選手権

「酒と雪」には、酒豪王選手権という面白い制度があります。
何杯飲んだかをランキング形式にして、三位までが店内に掲示されています。

酒豪王ランクインににチャレンジしてみました

ランキングに参加するためには、事前に店主に宣言することが必要です。
詳細は、来店時におたずねください。

何度も訪れたくなるお店

数多くの飲食店がある中、どのお店を選ぶか?

人によってお店を選ぶ基準は多々ありましょうが、私は「酒と雪」が大好きで、松本では一二を争うお気に入りです。
美味しい日本酒が飲めることと、マスターの人柄とお店の雰囲気が、その理由です。

松本でホテル暮らしをしていた頃、

「せっかく駅前で暮らしているのだから、毎晩飲み歩きたい」

と思っておりつつも、結局さほど飲み歩きませんでした。

なんせ松本駅前は混んでいるお店が多くて、だからといってひとりじゃ予約するのもなぁ・・・と、わびしい夜を過ごすことが多かったのですが、あの頃に「酒と雪」に行っていればと悔やまれます。

「酒と雪」は、おひとりさまの予約も大歓迎だそうなので、ぜひ訪れてみてください。